2級建築士 製図試験を一発で合格したいなら、道具選びは超重要!
この記事では、講師としてたくさんの受験生を見てきた私が「本当に大事」と思う道具を7点、厳選してご紹介します。
■合格のために一番大切なのは「描き切ること」
この試験は、どんなにエスキスが良くても、描き上げられなければ即アウトという厳しい試験です。
つまり、まずは「描き切っていること」が何よりも大事。
そのために道具は重要。
作図のスピードと正確さが変わります。
では紹介していきますね!
【1】製図用シャープペンシル
製図専用のシャープペンシルは必須。
練習すれば、持ち替えなしで太い線、細い線、文字も書けるようになり時短になります。
特におすすめなのは以下の2本。
どちらか1本あれば十分です。
【2】勾配定規
屋根などの勾配が描き易い可動式の三角定規です。
一般的な三角定規でも描けますが時間が掛かりすぎます。
勾配定規なら目盛を固定するだけで勾配線が一発で引けて、動作が少なくて済みます。
💡【豆知識】
目盛を0に合わせると二等辺三角形の三角定規のように、DEGR目盛の30,60に合わせると直角三角形の三角定規として使うこともできます。
製図試験に特化した一品です。
つまみ付きなので、紙面から少し浮かせて移動できるのも◎。
【3】三角スケール
携帯に便利で簡易的なアルミ製のものは、試験には向いていないと思います。
専用の三角スケールは、見やすくて扱いやすいので動作が少ない方が早く描けます。
購入時は「建築士用」を選ぼう。↓
【4】字消し板
細かい部分の書き損じに必須の道具です。
薄い金属プレートに空いているいろいろな形の穴を利用します。
最近はスライド式の細い消しゴムを併用する人もいますが、
字消し板があれば普通の消しゴム1つで充分。
【5】三角定規
“正確な垂線”が描けなければ製図は成り立たない
家にある普通の三角定規では正確な垂線が引けません。
製図では、ある程度の厚みと安定感がある三角定規を使ってください。
直定規は絶対にNGです。
おすすめはこちらの15cm⇩
【6】電卓
電卓は、100均でOK!
でも大事なのは、早めに買って使い慣れておくことです。
スマホは持ち込み禁止です。
スマホの電卓を使い続けるのは今すぐやめて、準備しておきましょう。
【7】製図版の選び方も超重要!
製図試験において製図版の故障は致命的。
生徒さんの中には、借り物の製図版が壊れて最後まで受験できなかった方が実際にいました。
練習中にも製図版が壊れて直してあげた経験が何度もありますが、それらの多くが「借り物」でした。
製図版だけは新品購入&試験までに使い慣れておくことを強くおすすめします。
✅まとめ|道具は自己投資。合格への近道です!
- 2級建築士の製図試験では、まずは「描き切ること」が最重要
- 道具の選び方・使い慣れ度合いが、当日の作図スピードを左右する
- 安定感・操作性・信頼性のある道具を選ぼう
- 「ケチらず、使い慣れておく」が合格のカギ!
💡【コラム】独学一発合格したときの私の道具たち
私が独学で一発合格したときの実体験です。
・A2サイズの紙が貼れる木の板(厚さ20mmくらい):軽くて持ち運びしやすいもの
・T定規(75cm):横方向も縦方向も一気に線を描くことができる
・勾配定規:1つで2役「〇寸勾配」を簡単に描ける
・15センチ三角スケール:取り回しがし易い長さ、太さ
・字消し板:ピンポイントで消せるため修正などスムーズ
・消しゴム:普段使っているもの
・0.5mmの製図用シャープ(HB1本、B1本):定規使用時はHB,フリーハンドではB
・使い慣れた電卓:ボタン配置に慣れているので押し間違いがない
T定規がリュックから飛び出す姿は当時でもちょっと目立ちました(笑)
でも道具選びと使い慣れは、合格への第一歩ということがお分かりいただけるエピソードかなと思って書きました。
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