プロが教える建築模型の作り方 窓のコツ

建築模型の仕事

建築模型の窓の作り方

建築模型の窓 代表的な2つ作り方

建築模型では様々な窓の表現の仕方があります。ここでは
1.紙を貼って表現するタイプ
2.穴を開けて表現するタイプ
この2つのタイプの代表的な用途などを説明しながら作り方も書いていきますね。

・紙を貼る窓タイプ


このタイプは、施主に見せるものではなくスタディ模型やボリューム模型に使われることが多いタイプです。
大量の窓を短時間で表現したい時にも使われます。

【作り方】

開ける窓の大きさ・位置を図面から写し、カッターで印をつける(四隅)


図面から窓を切り取り

スプレーのりなどで貼り付ける

完成です。

【コツ】
窓を張り付ける時は、いきなり全体を貼るのではなく角を合わせて位置を確認してから貼り付けると上手くいくと思います。
このタイプの窓を採用する模型はほとんどの場合白模型なので、ガラス部分の表現としては薄いグレーかドットなどのハッチングが合います。

・穴を開ける窓タイプ


このタイプは完成模型や展示用模型など、社外の方に見せることを意識した模型で使われます。

【作り方】
解説動画です ⇨ youtube

【コツ】
まず、常にカッターの刃が左右どちらかに倒れないよう、角度をまっすぐに保つことを意識しましょう。

そして、壁材の厚さ半分くらいまで切り込みを入れます。
次にできるだけ四隅の近くにカッターの刃を刺します。(カッターの刃を立てるようにし、垂直を意識してください)
裏返すと四隅にガイドができているので、それをつなぐ様にしてカットします。
こうすると表と裏のズレを軽減することができます。

窓の表現をきれいにみせるためには、窓そのものの水平垂直、窓それぞれの上下の位置を揃えることが重要です。
これらがブレていると仕上がりがイマイチになってしまいますので慎重に。

まっすぐ切るのが苦手な方はこちらも参考にしてみてくださいね。

以上です。
参考になれば嬉しいです。

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